相続問題を電話で無料相談するならどこ？弁護士に相談すべきケースも解説

• 相続の無料相談窓口は？
• 相続の相談をするならどの専門家がおすすめ？
• 相続相談は電話でもできる？

相続問題で悩んでいる方の中には、どこに相談すればよいか迷っているという方も多いでしょう。

相続に関する相談は、弁護士・司法書士・税理士・行政書士などの専門家にすることで、有効なアドバイスが望めます。

費用体系は事務所によって異なりますが、電話での無料相談に対応しているところも多いので、安心してください。

ただし、やみくもに相談先を選んだり、何の準備もせず相談に臨んだりしてしまうと、有効なアドバイスがもらえずにせっかくの相談が無駄に終わる恐れもあります。

本記事では、相続問題について無料電話相談できる窓口や相談のポイント、弁護士に相談すべきケースなどを解説します。

相続問題を電話で無料相談できる4つの相談先

相続の主な相談先には、以下の4つがあります。

• 弁護士
• 司法書士
• 税理士
• 行政書士
• ファイナンシャルプランナー

事務所によっては電話での無料相談にも対応しています。ここでは各相談先の特徴について解説します。

弁護士｜夜間・休日も無料で電話相談できる弁護士を探したい方

弁護士は、ほかの専門家に比べて、相続手続きの対応範囲が幅広いという点が特徴です。

弁護士は遺言書作成・相続人調査・相続財産調査・遺産分割協議・遺産分割協議書の作成・相続放棄など、相続に関する全般的な手続きに対応しています。

特に相続トラブルで頼れる人がいない方、相続知識のない方にとっては心強い味方になってくれます。

また、相続人同士でトラブルが起きた際、依頼者の代理人として問題解決してくれるのは弁護士だけです。

電話やメールでの相談はもちろん、休日や夜間の相談にも対応している弁護士が多いので、まずは気軽に利用してみるとよいでしょう。

相続問題を無料電話相談できる弁護士を探すなら「ベンナビ相続」

ベンナビ相続はこちら

弁護士に相談するにあたって、一から自力で弁護士を探そうとすると時間も手間もかかります。弁護士探しをスムーズに済ませたい方には、ベンナビ相続がおすすめです。

ベンナビ相続とは、相続問題に注力している弁護士を掲載しているポータルサイトです。

地域や相談内容を選ぶだけで相談可能な弁護士を一括検索できるのが特徴です。「初回相談無料」「電話相談可能」などの条件検索もできるので、まずは一度利用してみましょう。

司法書士｜不動産の相続手続きが不安な方

相続における司法書士の主な業務は、不動産の相続登記や書類作成などです。

相続登記とは、土地や建物などの名義を変更する手続きのことで、不動産を相続する場合には司法書士が心強い味方になります。

実際の相続では、多くのケースで遺産に不動産が含まれるため、相続の際に不動産の扱いに悩む人も多いでしょう。

家の相続で悩んだら司法書士、と覚えておきましょう。

ただし、司法書士は、遺言書作成・遺産分割協議書の作成・相続放棄などにも対応していますが、弁護士ほど対応範囲は広くありません。

税理士｜相続税の計算や申告手続きが不安な方

相続における税理士の主な業務は、相続税に関する手続きです。

弁護士も相続税の手続きまでは対応しておらず、相続税に関する疑問や不安がある場合に相談できるのは税理士のみです。

相続税には基礎控除という制度があり、相続内容によっては相続税が発生しないケースもあります。

ただし、相続税の計算方法は複雑なので、計算ミスなどが不安な方は税理士に相談するのがおすすめです。

行政書士｜相続に関する書類収集や書類作成が不安な方

相続における行政書士の主な業務は、相続に関する書類収集や書類作成などです。

相続では、戸籍謄本類・不動産関係書類の収集や、相続関係図・遺産分割協議書の作成など、さまざまな書類対応に追われることになります。

なお、相続に関する書類の収集や作成は、行政書士だけでなく弁護士も対応しています。

弁護士に依頼するとそれなりに費用もかかるので、「相続手続きの流れなどは把握しており、書類対応だけ確認できればいい」というような場合であれば、行政書士に相談するのがおすすめです。

ファイナンシャルプランナー｜相続税に関する不安を抱えている方

ファイナンシャルプランナーとは税制、年金、保険などについて、アドバイスを行い適切なライフプランの設計を手伝ってくれる専門家です。

ファイナンシャルプランナーは相続に関する問題にも対応しており、相続税の節税対策や生前におこなう相続手続きなどを相談することができます。

電話やオンラインで無料相談をしているケースもあるので、遺産相続をする前に不安を感じている方は相談を検討してみてください。

相続について弁護士に電話で無料相談すべきケース

相続問題で悩んでいる方の中でも、どのような悩みを抱えているかによっておすすめの相談先が異なります。

以下のようなケースに該当する場合は、弁護士に相談しましょう。

相続手続き全般をサポートしてもらいたい場合

遺言書確認・相続財産調査・相続人調査・遺産分割協議など、相続ではさまざまな手続きに対応しなければいけません。

素人ではどのような流れで進めればよいかわからず、ミスなどで相続手続きがうまくいかない恐れもあります。

弁護士は相続に関する全般的な知識を持っており、各手続きの進め方についてアドバイスしてくれます。

特に、初めて相続手続きをおこなう方にとって弁護士は心強い味方になってくれます。

相続人同士でトラブルになっている場合

「『自分の取り分が少ない』と主張している相続人がいる」「ほかの相続人が遺産を使い込んでいた」など、相続ではさまざまなトラブルが起こることもあり、状況によって取るべき対応が異なります。

弁護士は相続人同士でのトラブルにも対応しており、相談状況に適した解決方法をアドバイスしてくれます。

自力での対応が難しそうであれば、依頼者の代わりに相続人とのやり取りを依頼することもできます。

このままでは相続トラブルが起こりそうな場合

たとえば「仲の悪い親族がいる」「借金があってお金に困っている相続人がいる」というようなケースでは、まだ揉め事が起きていなくても、今後大きなトラブルへと発展する可能性があります。

弁護士には、「これから相続トラブルが起こるかもしれない」という段階から相談しておくのも効果的です。

早い段階から相談しておくことで、相続トラブルを未然に防止するための対応や、相続トラブル発生後の対処法などのアドバイスも望めます。

相続問題について電話で無料相談する際の注意点

弁護士への無料の電話相談は回数に上限があり、短い時間であるケースがほとんどです。

有効的な時間にするために、以下の点に注意しましょう。

相談内容に関係する資料を集めておく

できるだけ具体的かつ有効なアドバイスをもらうためには、相談先に現在の状況を詳しく把握してもらう必要があります。

相続人に関する相談の場合は戸籍謄本類、相続財産に関する相談の場合は被相続人の口座情報・不動産関係書類など、相談内容に関係のある書類を収集し、どのような質問を受けても対応できるように準備しておきましょう。

相談内容に関係するのかどうか判断が難しい書類がある場合も、念のため準備しておくことをおすすめします。

素人目線では必要なさそうだと感じるものでも、専門家目線では重要な資料として相談時に役立つこともあります。

相談内容の要点をまとめたメモや図を作成しておく

無料の電話相談では、30分や60分などの時間制限が設けられているのが一般的です。

相談先に詳しい状況を把握してもらうことも大切ですが、相談内容の要点をまとめたメモなどを作成しておき、なるべく簡潔に情報を伝えることも意識しましょう。

電話相談では口頭だけのやり取りになるため、特に相続関係を説明する際に手間取ることもあります。

事前に相続関係図を作成しておくことでスムーズに情報を伝えることができ、相談時間を無駄にせず、有効的なアドバイスをもらうことができます。

自分にとって不利な内容でも隠さずに話す

「生前、被相続人から多額の生前贈与を受けていた」「被相続人とは内縁関係にある」など、なかには自分にとって不利に働きそうな事実を隠したいという方もいるでしょう。

しかし、相談時に隠し事をしてしまうと、相談先が正確な状況を把握できずに見当違いのアドバイスになる恐れがあります。

相談先は、相談者の味方として最善の方法を提案してくれますので、恐れずに全て伝えましょう。

相談問題を電話相談する弁護士の選び方

相続問題の相談に対応しているからといって、どの弁護士を選んでも同じというわけではありません。

相続について相談する弁護士を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。

相続問題の解決に力を入れているかどうか

相談先によって、これまでの解決実績や持っているノウハウなどは大きく異なります。

相続問題の対応経験が浅いところに相談してしまうと、納得のいくアドバイスがもらえずに不満の残る結果に終わることもあります。

相続問題の解決に注力しているところであれば、相続関係が複雑なケースや、相続財産の種類が多くて遺産分割が大変なケースなどでも的確なアドバイスが望めます。

相談先を選ぶ際は、注力分野をチェックしましょう。

【関連記事】相続トラブルに強い弁護士の選び方は？無料相談のメリットや弁護士費用も解説

相談者目線での対応を意識しているかどうか

相続手続きをおこなう際は、法定相続分・遺留分・寄与分・検認などの専門用語が出てきます。

相談先によっては、何の解説もなく話が進んでしまって何を言っているのか理解できず、せっかくの相談時間が無駄になることもあります。

相談者目線での対応を意識しているところであれば、専門用語をかみ砕いて説明してくれたり、話の途中で理解できているかどうか確認してくれたりすることもあります。

相談先を選ぶ際は、相談先の人柄や雰囲気なども判断材料の一つになります。

費用体系がわかりやすいかどうか

無料相談できる時間には限りがあり、どのようなタイミングで料金が発生するのかは相談先によって異なります。

費用面が不安な方は、費用体系がわかりやすいところを選びましょう。

ベンナビ相続では、事務所詳細ページにて費用体系や解決実績などを掲載しています。

事務所インタビューも掲載しており、弁護士の人柄や雰囲気もチェックできますので、まずは一度利用してみましょう。

【関連記事】遺産相続の弁護士費用の相場は？誰が払うの？払えない場合の対処法も紹介

最後に｜トラブルなくスムーズに相続問題を解決したい方は弁護士がおすすめ

相続問題の主な相談先としては、弁護士・司法書士・税理士・行政書士などがあり、事務所によっては電話での無料相談にも対応しています。

その中でも弁護士は相続手続きの大半に対応しており、基本的には弁護士に相談するのがおすすめです。

なお、限られた相談時間の中で有効なアドバイスをもらうためには、相談準備や相談先選びなどが大切です。

相談内容に関する資料やメモなどを準備しておき、相談先の注力分野や費用体系などもチェックしましょう。

弁護士への相談を考えている方には、ベンナビ相続がおすすめです。

電話での無料相談に対応している事務所も多く掲載しており、効率良く弁護士を探すことができます。