リベンジポルノ被害はどこに相談すべき?|ケース別の相談先や削除方法を解説 | ベンナビ弁護士保険  

リベンジポルノ被害はどこに相談すべき?|ケース別の相談先や削除方法を解説

元交際相手や元配偶者が破局の腹いせとして、性的な画像や動画をインターネット上にアップロードしてしまう「リベンジポルノ」の被害が増加傾向にあります。

一度拡散されるとすべてを削除することが難しいため、万が一トラブルに巻き込まれた場合は早急に対処することが大切です。

しかし、リベンジポルノの被害は「どこに相談すればよいのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

  • リベンジポルノの相談先
  • リベンジポルノの削除依頼方法
  • 近年のリベンジポルノ被害について

詳しく解説します。

【注目】リベンジポルノ被害に遭い、今すぐ相談したいあなたへ

リベンジポルノに関する相談先探しで困っていませんか?結論から言うと、損害賠償請求や投稿の削除について不安を抱えている方は、弁護士への相談が最適です。

今すぐにでもリベンジポルノ問題の解決に向けて動き出したいなら、ベンナビITを活用しましょう。

ベンナビIT(旧:IT弁護士ナビ)では、相談内容や地域別にリベンジポルノを得意とする弁護士を以下のような条件で探すことができます。

「加害者と顔を合わせたくない」「ストレス負担はなるべく抑えたい...」「損害賠償請求したい」など、あなたの悩みに弁護士は真摯に向き合います。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を監修した弁護士
大隅 愛友
大隅 愛友弁護士(弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所)
掲示板・SNS・口コミサイトへのへの悪質な書き込みの削除に注力!オンライン対応・来所なしで依頼可能です。

リベンジポルノ被害についての相談先

ここからは、リベンジポルノの被害に遭った場合の相談先について見ていきましょう。

弁護士|損害賠償請求や投稿の削除を依頼したい方向け

リベンジポルノ被害を弁護士に相談した場合は、公開された画像や動画の削除依頼だけでなく、加害者への損害賠償(慰謝料)請求などを任せることができます。

なお、リベンジポルノ被害は、弁護士費用よりも慰謝料のほうが高額になりやすいとされています。

ただし、被害状況や依頼先によって実際の金額および料金形態が変わるため、詳細は相談時に弁護士へ確認しましょう。

リベンジポルノ問題が得意な弁護士を探すなら「ベンナビIT」

リベンジポルノの被害にあった場合は、IT分野や誹謗中傷問題を得意とする弁護士をスピーディに探せる「ベンナビIT」に相談可能です。

リベンジポルノ被害では、拡散される前の早急な対応が求められるため、無料相談や休日相談、即日面談が可能な弁護士事務所が多数展開されています。

「ベンナビIT」では、さまざまなネット問題の解決実績が豊富な全国各地の弁護士のみを掲載しています。

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警察|犯人の処罰を望む方向け

2014年11月には「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律(リベンジポルノ法)」が施行されており、告訴が受理されれば加害者は以下の罰則規定のもと処罰されます。

リベンジポルノ被害防止法3条1項『第三者が撮影対象者を特定することができる方法で、電気通信回線を通じて私事性的画像記録を不特定又は多数の者に提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。』
引用元:e-Gov法令検索

前二項の行為をさせる目的で、電気通信回線を通じて私事性的画像記録を提供し、又は私事性的画像記録物を提供した者は、一年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
引用元:e-Gov法令検索

リベンジポルノは「親告罪」であり、被害者が告訴しなければ加害者は処罰されません。

そのため、犯人の処罰を望む場合は警察に相談のうえ、告訴しましょう。

セーファーインターネット協会|どうしてよいのかわからず不安な方向け

リベンジポルノ被害に遭った際、どう対応すればよいのかわからず不安な方は、セーファーインターネット協会に相談しましょう。

同協会ではリベンジポルノに関する相談窓口も設置しており、電話相談が可能です(東京ウィメンズプラザは都内在住・在勤・在学いずれかに該当すれば相談可能)。

リベンジポルノ被害を受けたときは弁護士に相談・依頼するのがおすすめ

リベンジポルノ被害を受けたときは、弁護士に相談することをおすすめします。

これは、コンテンツの削除依頼や裁判対応まで、弁護士に一貫して任せられるためです。

ここでは、弁護士に相談・依頼するのがおすすめの理由をみていきましょう。

投稿の削除や犯人の特定を任せられる

弁護士に依頼することで、投稿の削除や犯人の特定を任せられます。

削除依頼や犯人の特定は個人でもおこなえるものの、弁護士に依頼したほうが証拠の確保やプロバイダへの開示請求などをスムーズに進めることが可能です。

告訴のサポートをしてもらえる

リベンジポルノは民事だけでなく、刑事上でも処罰の対象となります。そのため、加害者への処罰を望む場合は告訴が必須です。

一方、警察は告訴を受理した場合は、捜査をおこなう必要があります。そのため、証拠や証言が曖昧な場合は告訴を受理してもらえない可能性も想定されるでしょう。

弁護士に依頼すれば、証拠の確保や告訴状の作成など、告訴のサポートをしてもらえます。告訴状が受理される可能性が高くなり、泣き寝入りになるリスクを防ぐことが可能です。

犯人と特定したあとの対応を一任できる

リベンジポルノの加害者を訴える際、個人での対応では、十分な賠償金や求める処罰が適用できない可能性もあります。

しかし、弁護士に相談すれば、犯人特定のあとの対応を一任できます。

また、加害者との交渉も弁護士がおこなうため、あなたと加害者が直接顔を合わせる必要もありません。

リベンジポルノ被害を受けそうな場合も警察や弁護士に相談を

「性的な写真を撮影された」「破局した元交際相手が自分の性的な写真を保有している」といった場合、リベンジポルノ被害に遭うのではないかと不安を抱くケースもあるでしょう。

また、性的な画像や動画を保有することに対して、罪に問うのは難しいのが現状です。

しかし「相手が自分への報復感情を抱いている」といった場合は、警察や弁護士に相談しておくことをおすすめします。

警察や弁護士に相談しておくことで慎重に対応を進められ、画像や動画の拡散を未然に防げる可能性があります。

ただし、仮に「写真をばら撒かれたくなかったらお金を払え」、「会ってくれなければ写真をばら撒く」などと脅されている場合は、恐喝罪や強要罪に該当する可能性があることから、その後の対策も立てやすくなるでしよう。

リベンジポルノについて相談や削除依頼の前に証拠を残す

リベンジポルノについて相談や削除依頼をする場合は、事前に以下のような証拠を残しておきましょう。

  • サイトページの印刷
  • 投稿ページのスクリーンショット
  • サイトのURL
  • 被害が発覚した日時や投稿日などの時系列をまとめたメモ
  • 被害前後の加害者とのやり取りの記録

リベンジポルノの加害者を裁くためには、証拠が必須です。

証拠を残しておくことで、弁護士や警察への相談だけでなく、告訴や裁判などもスムーズに進められます。

加害者には損害賠償請求をすることも可能

リベンジポルノは、加害者に損害賠償請求をすることも可能です。

被害内容によって慰謝料の金額は変動しますが、中には50〜100万円もの比較的高額な慰謝料が認められたケースもあります。

リベンジポルノの削除依頼方法

ここからは、リベンジポルノの削除依頼方法を見ていきましょう。

各サイトのウェブフォームから申請をする

削除依頼を自分で行う場合は、各サイトのウェブフォームから申請します。

リベンジポルノは違法性のある投稿のため、ほとんどのケースで削除依頼に応じてもらえるでしょう。

セーフラインに通報する

セーフラインは、セーファーインターネット協会が運営する事業です。

国内外を問わず、ネット上に公開されてしまった画像や動画の削除依頼を代行してくれます。

画像や動画などの削除は、公式サイトから匿名で依頼可能です。

即日対応は難しいものの2021年のリベンジポルノの削除依頼は3,383件で、約78%にあたる2,644件が実際に削除されています。

弁護士に依頼をする

リベンジポルノは、発覚後の早急な対応が重要です。削除依頼は各サイトのウェブページやセーフラインから行えます。

しかし、早期かつスムーズに投稿を削除するためには弁護士に依頼することをおすすめします。

削除依頼のほか、犯人の特定や告訴・訴訟もサポートしてもらうことが可能です。

加害者とのやり取りも代行してくれるため、ストレス負担を抑えつつ冷静な状態で裁判に挑むことができます。

リベンジポルノ被害は年々増えている|悩んでいたら今すぐ相談を

リベンジポルノ被害は年々大幅に増加しており、警視庁の発表によると2021年の相談件数は1,628件まで拡大しています。

リベンジポルノの相談件数

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

相談件数

1,243件

1,347件

1,479件

1,570件

1,628件

ただし、これはあくまでも警察庁が把握している数字であり、実際に泣き寝入りしてしまったケースもあるでしょう。

2021年の相談件数のうち、被害者の88%が女性で、年代別では20代以下が66.1%を占めています。

加害者との関係は「交際相手・元交際相手」が約半数、次いで多いのが「ネット上だけの知人友人」です。

マッチングアプリの普及に伴い、リベンジポルノ被害のリスクも高まっていることから、性的な写真を要求されても送ってはいけません。

万が一、「写真を撮られたかもしれない」と心配な方は、速やかに然るべき機関に相談しましょう。

まとめ|リベンジポルノ被害の相談先で迷ったら弁護士に相談を

リベンジポルノ被害は年々増加しており、「拡散されたらどうしよう」と不安に思う方も多いといえるでしょう。

リベンジポルノは早期の対応が重要であり、発覚した場合は弁護士や警察、セーファーインターネット協会への相談が必須です。

告訴が受理されれば、民事だけでなく刑事上でも加害者を裁くことができます。

「ベンナビIT」では、リベンジポルノの解決実績が豊富な弁護士事務所を多数掲載しているため、少しでも悩んだ際は今すぐ相談しましょう。

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