相続問題が発生したため、専門家に相談したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ただ、電話でのやり取りが苦手で日中も忙しく電話する時間がないなどの事情があり、メールで無料相談できるところがないか探している方も少なくありません。
まずは、無料で気軽に相談したい場合もあるでしょう。
しかし、そもそも、どのようなメールを書けばよいのかわからないケースもあるでしょう。
本記事では、相続問題の無料相談をメールで受け付けている専門家や窓口、相続問題を無料相談する際のメール書き方・文章例・注意点について解説します。
相続問題について弁護士に相談する 電話相談可・初回面談無料・完全成功報酬 の事務所も多数掲載! |
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相続問題の無料相談をメールで受け付けている専門家
相続問題の無料相談をメールで受け付けている専門家は数多く存在します。
具体的な専門家の種類は、以下のとおりです。
- 弁護士
- 司法書士
- 税理士
- 行政書士
弁護士|相続トラブルを抱えている方
相続問題に関する法律相談は、弁護士に依頼することができます。
弁護士は、さまざまな相続問題に対して、法的な知識と経験をもって対応できる専門家です。
相続分割協議や遺留分の確定、遺言書の作成や執行など、相続に関する手続きや書類は複雑で多岐にわたります。
そのため、専門的なアドバイスが必要な場面が多く発生します。
そのような場面で弁護士は、依頼人の利益を守るために必要な調査や書類作成をおこなうだけでなく、裁判所への申し立てや交渉も弁護士に一括で依頼することが可能です。
相続人同士のトラブルを回避したい場合や、相続に関するさまざまな疑問を解決したい場合は、弁護士の無料相談を利用することをおすすめします。
司法書士|不動産の相続をおこなう方
相続問題を司法書士にすると、費用を節約しながら煩わしい手続きを一任できるメリットがあります。
特に、不動産の相続登記は司法書士の専門分野であり、遺産に不動産が含まれている場合は、司法書士に相談・依頼するのがおすすめです。
相続の手続きには多くの書類が必要ですが、司法書士に相談・依頼すれば、その手間も省くことができます。
ただし、相続人同士のトラブルは司法書士だけでは解決できません。
司法書士がおこなえる主な業務は登記などの手続きに関するものであり、認定司法書士であっても訴額が140万円以下の訴訟に限定されます。
相続人同士のトラブルが起こりそうな場合や法的な見解が必要な場合は、弁護士に相談・依頼するほうがよいでしょう。
税理士|相続税について知りたい方
相続問題について税理士に相談することで、相続税についても的確なアドバイスをもらえます。
相続税は計算方法や必要書類など複雑な手続きも多くあります。
税理士は相続登記や相続放棄といった手続きには対応できませんが、相続税の申告についてサポートしてくれます。
ただし、税理士も相続人同士で起きたトラブルの仲介や代理交渉等はできません。
そのため、相続税に関してのみサポートしてもらいたい場合に相談してみるとよいでしょう。
行政書士|書類作成を依頼したい方
相続に関する手続きは、書類の作成や提出が煩雑で大変です。
行政書士に相談することで、専門的な知識と経験を活かしてスムーズに手続きを進めることができます。
特に、公正証書遺言の作成など証拠資料の収集が必要な場合は、相続人や財産の調査も一括で依頼することで、時間と費用の節約につながります。
また、有価証券や自動車の相続手続きは、弁護士や司法書士では対応できないケースが多くあります。
行政書士は、許可・認可に関する書類作成を日常的におこなっているので、正確かつ適切な書類を作成してくれるでしょう。
自分で書類を準備しても、不備や漏れによって手続きが遅れることもあります。
もし手続きに不安がある方は、行政書士に相談してみると安心です。
ただし、行政書士は相続トラブル解決のための代理交渉はおこなえません。
書類作成を目的として依頼する場合に限り、相談することをおすすめします。
相続問題についてメールの無料相談に対応している窓口
相談できる専門家がいたとしても、その専門家をどのように探せばよいのでしょうか?
相続問題についてメールの無料相談に対応している窓口は、以下のとおりです。
- 各士業の事務所
- ベンナビ相続
- 法テラス
各士業の事務所
各士業の事務所によっては、メールの無料相談に対応しているところも多くあります。
そのため、まずはインターネットで相談内容に合った専門家を探してみて、メール相談に対応しているかどうかを確認してみるとよいでしょう。
ベンナビ相続
相続問題に関する専門的な知識と経験をもつ弁護士を探している場合は、「ベンナビ相続」の利用もおすすめです。
ベンナビ相続は、相続問題に強い弁護士の情報を提供するポータルサイトです。
無料相談のほか、電話・オンライン面談・LINEでの相談が可能な弁護士も紹介していますので、お好きな方法で気軽に相談することができます。
また、遺産分割協議や遺留分減殺請求、遺言書作成など、相談内容に応じて最適な弁護士を検索することもできます。
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法テラス
法テラスは、法律トラブルに関する総合案内所としての役割を果たしており、相談・依頼のための費用負担に不安を抱える方に無料相談を提供しています。
無料相談を受けるには収入や資産が一定額以下であることや、ひとつの問題について無料相談が3回までであることなどの条件がありますが、面談・電話・オンライン・メールのいずれかの方法で利用できます。
また、弁護士のサポートを正式に受けることになった場合でも、「民事法律扶助制度」の利用により、弁護士費用の立て替えが可能です。
誰でも利用できるわけではありませんが、費用負担が心配な方は、法テラスへの相談を検討がおすすめです。
運営元 |
法テラス(日本司法支援センター) |
サポート内容 |
・相談内容に関する法律や制度の紹介 |
運営時間 |
24時間年中無休 |
URL |
https://www.houterasu.or.jp/cgi-bin/formmail/formmail.cgi?d=toiawase |
相続問題を無料相談する際のメールの書き方
メールは相談を気軽におこなえるものの、直接の相談や電話などと比べると相談内容を伝えるのが難しいと感じる方もいるでしょう。
場合によっては、意図した回答をもらえないケースも少なくありません。
相続問題を無料相談する際のメールを書くときのポイントは、以下のとおりです。
- 相談内容を明確に書く
- 時系列順で事実を書く
- 知りたいことを箇条書きする
相談内容を明確に書く
まず、どのような相談内容なのかを明確に記載しましょう。
- 相続関係
- 相続開始日
- 遺言書の有無や種類
- 相続内容
- 交渉の有無や経緯
相談のテーマが最初にわかっていると、その前提で内容を読み進めることができ、問題点を整理しやすくなります。
時系列順で事実を書く
相談内容がまとまったら、実際に相続において何が起きたのかを事実ベースで詳しく記載します。
内容を詳しく記載しすぎて文章量が多くなってしまうと、かえってうまく伝わらない可能性があります。
そのため、内容は箇条書きで簡潔にまとめることを意識しましょう。
知りたいことを箇条書きする
最後に、ご自身が知りたいことを箇条書きにしてまとめておきましょう。
- 必要となる証拠
- 実際に請求できる相続財産
- 裁判費用
このようにわかりやすくまとめて、専門家が回答しやすいようにしておくのがおすすめです。
メールで相続問題の相談をする場合の文章例
メールで相続問題の相談をする場合の文章は、以下のような形式で書くのがおすすめです。
〇〇法律事務所 お世話になります、〇〇と申します。 以下のような相続問題が発生しています。 ・相続人のうちのひとりが財産を使い込んでいた 〇年〇月〇日 相続財産の使い込みが発覚 このまま交渉していてもらちが明かないと思い、今回メールで相談させていただきました。 質問したい点は、以下のとおりです。 ・相続人に使い込んだ財産を請求できるのか 以上について、ご回答いただけますと幸いです。 |
相続問題をメールで無料相談する際の注意点
それでは、実際に相続問題をメールで無料相談する際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
相続問題についてメールで相談するときのポイントは、以下のとおりです。
- 返信が遅くなる可能性がある
- ほしい回答をもらえない可能性がある
- 無料相談だけで解決できないことが多い
返信が遅くなる可能性がある
メール相談は返答に時間がかかる場合があるため、回答を急いでいる方にはおすすめできません。
回答までに時間がかかる可能性も高いので、急いでいる場合は直接訪問して相談するのがおすすめです。
ほしい回答をもらえない可能性がある
メールでの相談は無料ですが、やりとりの回数に制限があるケースも少なくありません。
そのため、期待していた回答がもらえなかった場合に、何度も質問を繰り返すことができないことがあります。
また、質問内容がうまく伝わらなかった場合も、ほしい回答がもらえない可能性があるでしょう。
無料相談だけで解決できないことが多い
相談内容によっては無料相談だけで解決できないケースも少なくありません。
最終的に相続問題を希望どおり解決したい場合や、的確なアドバイスを早急にもらいたい場合は有料で相談しなければならない可能性も高いでしょう。
まとめ|相続トラブルはできる限り早めに相談を!
相続問題などの法律トラブルについては、基本的には無料でメール相談することも可能です。
ただし、相談内容によっては返信が遅くなったり、ほしい回答がもらえなかったりすることも少なくありません。
相談内容に合わせた専門家に相談し、要点をおさえたわかりやすいメールを書く必要があります。
相談内容を明確にして質問事項も記載し、時系列順に事実をまとめておくのがおすすめです。
詳細かつ簡潔なメールで相談することで、希望どおりの回答が迅速に得られるでしょう。
無料相談だけで解決できないケースもあるため、有料相談になることも視野に入れておいたほうがよいかもしれません。
ご自身に合った専門家を探しつつ、最適な窓口にてメール相談を活用しましょう。
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