モラハラ離婚の弁護士に依頼するメリットと方法|選び方や費用相場、注意点と流れを理解する | ベンナビ弁護士保険  
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モラハラ離婚の弁護士に依頼するメリットと方法|選び方や費用相場、注意点と流れを理解する

「夫のモラハラに苦しんでいる」「離婚したいが、切り出すのが怖い」

配偶者のモラハラに傷つき、解放されるために離婚を検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし、モラハラ気質の配偶者と一人で戦うのは怖いですよね。

そんな時は弁護士へ依頼しましょう。

この記事では、モラハラで離婚したいときに弁護士に依頼するメリットや弁護士の選び方、費用などを解説します。

配偶者のモラハラは、我慢する必要はありません。

弁護士を味方につけて、新しい人生をスタートさせましょう。

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この記事を監修した弁護士
監修者情報
三上 貴規(日暮里中央法律会計事務所)
早稲田大学法学部を卒業後、早稲田大学大学院法務研究科へ上位入学。第一東京弁護士会 所属。現在は日暮里中央法律会計事務所の代表弁護士を務める。 (※本コラムにおける、法理論に関する部分のみを監修)

探す前に確認!「モラハラに強い弁護士」とは?

モラハラ気質な配偶者と戦うためにも、「モラハラに強い弁護士」に相談したいですよね。

ここからは、そもそもモラハラに強い弁護士とはどんな弁護士なのかを解説します。

モラハラによる離婚の解決実績が多い

モラハラに強い弁護士は、モラハラによる離婚問題の解決実績が多い弁護士です。

弁護士にはそれぞれ注力している分野があります。

刑事事件、企業法務などさまざまな分野がある中でも、離婚問題に精通している弁護士を選びましょう。

その中でも、モラハラ気質な配偶者との離婚問題の解決実績がある弁護士なら、モラハラとの戦い方も熟知しているはずです。

法律事務所のホームページをチェックし、モラハラによる離婚の解決実績が多く掲載されていれば、モラハラに強い弁護士といえるでしょう。

モラハラの理解が深い

モラハラに強い弁護士は、モラハラの理解が深い弁護士です。

モラハラの定義は曖昧で、人によって判断基準も異なります。

DVと違い目に見えない暴力でもあるので、周りに相談しても理解されづらいこともあるでしょう。

モラハラの事例を多く見てきた理解のある弁護士であれば、相談したときに苦しみを理解してくれるはずです。

そもそもモラハラとはどのようなものなのか、正確にわかっている弁護士ならモラハラと戦えるはずです。

一緒に立ち向かってくれる

モラハラに強い弁護士は、一緒にモラハラに立ち向かってくれる弁護士です。

モラハラ気質の配偶者と戦うには、依頼者と弁護士で足並みをそろえて立ち向かう必要があります。

せっかく弁護士に依頼したのに相手の無理な要望を受け入れてしまったり、「そのくらいは我慢したほうがいい」など心無い言葉をかけたり、寄り添ってくれない弁護士ではモラハラとは戦えません。

相手から何を言われても屈せず、一緒に立ち向かってくれる弁護士なら、モラハラに強い弁護士といえるでしょう。

モラハラに強い弁護士の探し方

では、モラハラに強い弁護士はどのように探したらいいのでしょうか。

4つご紹介します。

ベンナビ離婚|土日祝など柔軟に対応してくれる弁護士も多数

1つ目は、ベンナビ離婚で探す方法です。

ベンナビ離婚とは、親権やモラハラ、DVなどの離婚問題全般を得意とする弁護士が掲載されているポータルサイトです。

お住まいの場所や相談内容で条件を設定すれば、自分にぴったりの弁護士をすぐに見つけられるでしょう。

平日は忙しいから土日に相談したい、オンラインで相談したいなど、柔軟に対応してくれる弁護士も多数掲載されています。

ご自身のライフスタイルにあった弁護士を探せるはずです。

インターネット検索|もっとも手軽に探せる

2つ目は、インターネット検索で探す方法です。

「モラハラ 弁護士」などのキーワードで検索すれば、離婚問題を得意とする法律事務所のホームページが表示されます。

スマートフォンやパソコンで、いつでもどこでも検索することができるので、もっとも手軽に探せる方法です。

ただ、インターネット上には膨大な情報があふれています。

情報が多すぎると誰を選んだらいいのか悩んでしまい、実際に相談するまでに時間がかかってしまうかもしれません。

法テラス|経済的に弁護士費用の支払いが難しければ無料で相談可能

3つ目は、法テラスで探す方法です。

法律トラブルに直面した時、まず何をしたらいいのかわからずに焦ってしまいますよね。

法テラスは、そんなときにどうするべきかを教えてくれる、案内人のような役割を果たす国の機関です。

また法テラスでは、収入が少ない方が対象の無料法律相談や、弁護士費用の建て替え制度をおこなっています。

経済的な理由で弁護士への相談をためらっている方は、一度法テラスに相談してみましょう。

弁護士会|お住まいに近い弁護士を無料で探したい場合

4つ目は、弁護士会で探す方法です

弁護士会とはその地域で活躍する弁護士が所属している組織のことで、各都道府県に設置されています。

定期的に弁護士への法律相談会を実施しているので、お住まいの場所に近い弁護士に相談できます。

相談会の実施日によって相談できる内容も異なるので、弁護士会のホームページを確認してから予約しましょう。

モラハラ離婚の解決を依頼する弁護士の選び方

モラハラでの離婚問題を解決したいとき、どのような弁護士を選んだらいいのか悩んでしまいますよね。

ここからは、モラハラ離婚の解決を依頼する弁護士の選び方を解説します。

自分と相性がよいかどうかが大切!

自分と相性がよいかどうかは、弁護士を選ぶうえで大切なポイントです。

どのような条件で離婚したいのか、ご自身の希望は包み隠さず弁護士に伝える必要があります。

話しにくかったり、自分の気持ちに寄り添ってくれなかったりすると、弁護士に依頼する意味がありません。

ホームページで見る限りは頼もしそうで良い弁護士に見えても、実際に話してみると違和感を覚えることもあります。

弁護士の経歴やホームページのキャッチコピーだけで判断せず、ご自身との相性のよさもしっかり確かめましょう。

同性の弁護士がよいわけではない

意外に思うかもしれませんが、モラハラ離婚を依頼する際、必ず同性の弁護士がよいとは限りません。

「同性の弁護士のほうが話しやすい」「気持ちを分かってくれるはず」という理由で同性の弁護士を選ぶ方もいるでしょう。

しかし性別はあまり関係なく、逆に異性の弁護士だからこそ相手と対等に交渉し、スムーズな解決につながることもあります。

同性の弁護士にも異性の弁護士にも、それぞれの良さがあります。

性別にこだわって選択肢を狭めてしまうよりも、男女関わらず幅広く弁護士を探した方がよいでしょう。

親身になって交渉してくれるか

親身になって話を聞いて、相手としっかり交渉してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。

相手と交渉する材料を作るためにも、ご自身の身に今まで何があったのか、どんなことで苦しんでいるのかを弁護士に知ってもらう必要があります。

そのためにはしっかり打ち合わせをして、ご自身と弁護士の認識をすり合わせなければなりません。

親身になって話を聞いてくれる弁護士なら話しやすいですし、ご自身の気持ちを包み隠さず伝えられるでしょう。

しっかりと話を聞き取ったうえで適切な主張を組み立て、相手と交渉してくれるはずです。

事務所が通いやすいところにあるかもチェック

通いやすい場所に事務所があるかどうかも、弁護士を選ぶ基準にするとよいでしょう。

弁護士に依頼すると、打ち合わせをするために事務所に足を運ぶ機会も増えます。

通いにくい遠方に事務所があると、打ち合わせも億劫ですし手間もかかります。

自宅や職場から近い場所の方が通いやすく、急なトラブルが発生した時でも気軽に相談しやすいでしょう。

モラハラ離婚の解決を弁護士に依頼する場合の費用相場

実際に弁護士に依頼すると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

モラハラ離婚を弁護士に依頼する際の費用相場を解説します。

法律相談料

初回相談無料の事務所もあり
(有料の場合、30分5,500~が相場)

着手金

20万円~30万円程度

成功報酬金

20万円~30万円、もしくは得られた経済的利益の10%から20%程度

日当

1日3万円~5万円程度

実費

1万円~3万円程度
(案件の内容や解決期間にもよる)

費用を用意できない場合の対処法

弁護士に依頼するとなると、ある程度まとまった金額が必要です。

しかし、急に数十万円を用意するのは困難なこともあるでしょう。

弁護士費用を用意できない場合の対処法をご紹介します。

弁護士費用の支払いが困難な場合は法テラスの利用を検討する

弁護士費用の支払いが困難な場合は、法テラスを利用するのも方法のひとつです。

法テラスでは、収入が一定以下の方が利用できる弁護士費用の建て替え制度を設けています。

離婚事件の場合はご自身のみの収入や資産が判断基準になるので、金銭的な事情で弁護士への依頼を躊躇している方は制度の利用対象か確認してみましょう。

分割払いに対応してもらえないか弁護士に確認する

一度に支払えない場合は、分割払いにしてもらえないか弁護士に確認してみましょう。

弁護士を探す段階で分割払いに応じてくれる法律事務所を探しておけば、心配事を減らせるでしょう。

また、ホームページに記載がなくても個別の事情に応じて分割払いに対応してくれる法律事務所もあります。

どうしても依頼したい弁護士が見つかったのに費用がネックで依頼できないという場合は、支払い方法を弁護士に確認してみるといいかもしれません。

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弁護士に依頼してモラハラ離婚を成功させるための注意点

弁護士に依頼するなら、少しでもいい条件で離婚を成立させたいですよね。

モラハラ離婚を弁護士に依頼して成功させるための注意点を解説します。

証拠を確保しておく

モラハラ離婚を成功させるための注意点1つ目は、証拠を確保しておくことです。

モラハラを証明する証拠があれば、交渉でも裁判でも有利に働くはずです。

暴言をスマートフォンやレコーダーで録音したもの、モラハラが原因で精神を病んだという診断書など証拠になりそうなものは必ず残しておきましょう。

離婚を決意したらすぐに弁護士に相談する

モラハラ離婚を成功させるための注意点2つ目は、離婚を決意したらすぐに弁護士に相談することです。

モラハラ配偶者と一人で戦うのは困難です。

せっかく離婚を決意したのに誰にも相談出来ずにいるとご自身の気持ちに迷いが生じたり、モラハラ配偶者に更に傷つけられたりする可能性があります。

法律の知識に長けた第三者に相談することで、離婚の決意もさらに揺るぎのないものになるはずです。

早期解決のためにも、離婚を決意したらすぐに弁護士に相談しましょう。

冷静さを保つためにも別居するのがおすすめ

モラハラ離婚を成功させるための注意点3つ目は、冷静さを保つためにも別居することです。

モラハラ配偶者は、あなたのことを精神的に支配しようとしてきます。

同じ空間にいるだけで精神がすり減り、会話をするのもストレスなはずです。

これ以上自分が傷つかないためにも、そして冷静な自分を取り戻すためにも別居するのがおすすめです。

また、離婚の意思を伝えると急に優しくなったり謝ってきたりと改心したような態度を見せることもあるでしょう。

それは配偶者の本来の姿ではありません。

配偶者に左右されることなく冷静に離婚を進めるためにも、別居するのも方法のひとつです。

絶対に直接連絡をとらない

モラハラ離婚を成功させるための注意点4つ目は、配偶者と絶対に連絡をとらないことです。

配偶者からの電話やLINEは一切無視しましょう。

弁護士に依頼してしまえば、配偶者とのやり取りはすべて弁護士が窓口になります。

連絡が来ることも顔を合わせることもなくなり、ストレスを減らせるはずです。

配偶者との連絡を絶つことで本来の自分を取り戻し、揺るぎのない気持ちで離婚を進められるはずです。

配偶者とは絶対に連絡をとらないようにしましょう。

弁護士への依頼から離婚成立までの流れ

弁護士に依頼してから離婚が成立するまでの、大まかな流れをご紹介します。

協議離婚|配偶者本人と話し合う

弁護士に依頼したら、まずは弁護士が配偶者本人と交渉を開始します。

交渉で離婚が成立することを、協議離婚といいます。

協議離婚は、うまくいけば最も早く解決できる方法です。

しかし、相手が協議に応じない場合は離婚調停へと手続きが移行します。

調停離婚|話し合いが上手く行かなければ調停手続き

話し合いがうまくいかなければ、離婚調停を申し立てます。

調停で離婚が成立することを調停離婚といいます。

裁判所の書式にならって申立書を作成し、所定の郵便切手と収入印紙を同封して裁判所に提出すれば申し立て手続きは完了です。

弁護士は手続きに慣れているので、スムーズに申し立てできるでしょう。

調停期日では調停委員を交えて協議を進めます。

ご自身の考えを弁護士が代弁して調停委員に伝えてくれるので、安心して任せられるはずです。

調停成立までの期間は、平均して半年ほどだといわれています。

裁判離婚|調停が不成立なら訴訟を提起する

条件がまとまらず調停が不成立になったら、離婚訴訟を提起します。

裁判で離婚が成立することを、裁判離婚といいます。

裁判では、訴状や主張書面、モラハラの証拠を裁判所に提出し、裁判官の判断で判決が下ります。

書面や適切な証拠は全て弁護士が作成してくれるので、ご自身の負担は少ないはずです。

判決が出るまでの期間 は、平均して半年~2年ほどだといわれています。

裁判手続きになるとどうしても解決までに時間がかかってしまうようです。

まとめ|自分では難しいモラハラ離婚は弁護士へ依頼を!

モラハラに強い弁護士を選ぶ方法は

  • ベンナビ離婚
  • インターネット検索
  • 法テラス
  • 弁護士会 など

モラハラ配偶者との離婚は、ご自身の力だけでは実現が難しいこともあるでしょう。

弁護士に依頼すればモラハラ配偶者と直接交渉せずに済みますし、ストレスを軽減できるなどのメリットもあります。

弁護士ならどんな相手とも毅然とした態度で交渉してくれます。

依頼すれば、きっとあなたの力になれるはずです。

自分だけでは難しいモラハラ離婚は、弁護士へ依頼しましょう。

【参考】離婚裁判の平均期間は半年から2年以内!長期化してしまうケースとは|ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ) (ricon-pro.com) [溝花1]

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