パワハラ上司の特徴とは?パワハラ上司の7つの特徴と有効な対処法 | ベンナビ弁護士保険  

パワハラ上司の特徴とは?パワハラ上司の7つの特徴と有効な対処法

パワハラ上司の7つの特徴と有効な対処法

厚生労働省が定期的に実施している『職場のハラスメントに関する実態調査』の最新版として、令和2年度のデータが公開されました。

パワハラ行為を行った者

引用元:令和2年度職場のハラスメントに関する実態調査報告書|厚生労働省

多くの方がパワハラ上司に悩まされているという現実がありますが、なかには「これってパワハラ?」と判断に悩まされている方も少なくないでしょう。

間違いなくパワハラだと断定できれば、法的手段に打って出たいと考えている方もいるはずです。

典型的なパワハラ上司の特徴や実例、パワハラ上司との付き合い方やパワハラ上司に鉄槌を食らわせる方法を解説します。

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目次

職場にこんなパワハラ上司は結構いる?パワハラ上司の7つの特徴

あなたの周りにパワハラ上司はいませんか?

タイプ別の典型的なパワハラ上司の7つの特徴を挙げていきましょう。

自己中心的|思い通りにならないとイライラ

自己中心的タイプの人はどんな環境においても嫌われ者になりがちですが、上司がこのタイプだとパワハラに発展しやすくなります。

周囲の部下がどんなことを考えて、どんな気持ちで仕事に取り組んでいるのかをまったく考えず、自分勝手な理念でルールを押し付けたり仕事を押し付けたりするタイプの人物です。

自分の思い通りにならないとイライラしてしまい、暴言や暴力といったパワハラ行為も平然と犯してしまうでしょう。

このタイプの上司は会社のなかでは意外にも「パワフルだ」「リーダーシップが強い」と高く評価されがちです。

ある程度のパワハラ行為も会社や周囲が容認してしまう傾向があり、被害者をサポートしてくれる存在がないまま孤立させられてしまうケースも少なくありません。

完璧主義者|少しのズレも許さない

みずからを「完璧主義者だ」と名乗る上司は要注意です。

完璧な仕事をこなす上司は会社からの評価が高く、部下からも厚い信頼を集める人も多いでしょう。

しかし、完璧主義者の上司は、自分のやり方が「もっとも正しい方法」だと考えがちで、成果をつかむために別のアプローチが存在することなど微塵も考えていません。

自分の思い通りに動く部下を『駒』として扱い、思い通りにならない部下には「なぜ指示通りに動かない?」と怒りを感じます。

たとえ部下が考え抜いた最善策でも、完璧主義者の上司からみれば『ズレ』でしかありません。

少しのズレも許せないので、意にそぐわない部下を叱りつけたり、わざと難しい仕事を押し付けたりしてパワハラをはたらきがちです。

根性論|達成できないのは努力が足りないから

何ごとも粘って挑戦を続けることは大切ですが、いわゆる『根性論』ですべてが解決できると思いこんでいる上司は困りものです。

「頑張ればできる」「努力が足りないから目標を達成できない」が口癖になっている上司はパワハラ上司の傾向が強いでしょう。

とくに現在40代後半から60代の上司は、親や学校の先生、部活動の顧問や就職当時の上司から「根性を出せ!」「ど根性だ!」と罵声を浴びせられながら育った年代なので、部下にも根性論を押し付けがちです。

罵声や軽い暴力はすべて「愛のムチだ」で片付けようとしますが、パワハラ防止法の定義に照らせば紛れもないパワハラ行為にあたります。

他責思考|失敗は全て部下のせい

ある意味でもっとも嫌われやすいのが「失敗はすべて部下のせい」という他責思考の上司です。

自分は悪くない、能力の低い部下が悪いのだというとんでもない理屈で、部下を責め立てます。

自分の指示で部下を動かしておいて、失敗すると「お前が上手くやらないからだ」「俺の言う通りにしなかったからだ」と自らの舵取りに失敗があったことを認めようとはしません。

そのくせ、このタイプの上司は部下が頑張ってあげてきた手柄を「俺の指導が良かったからだ」「チーム一丸となって取り組んだ結果だ」などと横取りをします。

視野狭窄|自分の考えが100%正しいと思っている

ものごとの視野が狭く、ひとつの考え方に凝り固まってしまう視野狭窄タイプの上司もパワハラをはたらきやすい傾向があります。

このタイプの上司は、自分の考え方が100%正しいと信じ切っているので、部下の意見などは一切聞いてくれません。

たとえ自分が間違っていて、どう考えても部下の意見が正しくても、ただ「楯突いた」「歯向かってきた」としかとらえないのです。

自分に楯突いてきた部下に対して、嫌がらせのように難しい仕事や面倒な作業を押し付けては「仕事が遅い」「責任感が足りない」と罵倒してきます。

朝令暮改|話しがコロコロ変わる

指示を出して間もないのにいきなり方針を転換することを朝令暮改といいます。

このタイプは、同じオフィス内の上司よりも社長などの経営陣に多く、社長と社員が同じオフィスや現場で仕事をしている中小企業ではとくに不平不満が起きやすくなります。

社長と社員は、同じ仕事をしているように見えても視点が異なるので、ある程度の方針転換があるのは仕方がありません。

しかし、あまりにも話がコロコロと変わってしまい、社員が振り回されているような状況は危険です。

手のひらを返したかのように無理難題を押し付けてくるので反論をすると「会社の方針に歯向かうな」と攻撃対象になってしまいます。

他力本願|自分の仕事を部下に押し付ける

簡単な仕事や得意な仕事ばかりを選び、面倒な仕事は部下に押し付ける他力本願タイプの上司によるパワハラにも要注意です。

このタイプの上司は「俺は忙しいんだ」「お前のスキルアップのためだ」などと身勝手な言い訳をしては自分の仕事を部下に押し付けてラクをしようとします。

特定の部下にばかり面倒な仕事を押し付ける行為はパワハラです。

仕事を分担するのは同じ職場のなかでは当然ですが、合理的な範囲で「任せる」のと限度を超えて「押し付ける」のはまったくの別物だと理解しておきましょう。

実際にあった上司からの受けたパワハラの具体例

「私が受けているのはパワハラにあたるのだろうか?」と疑問を感じている方のために、実際にあった上司からのパワハラの具体例を挙げていきましょう。

身体的な攻撃型パワハラ|しゃがんでいるところに膝蹴り

私は先日、上司からのパワハラといいますか暴力で腰を痛めてしまいました。

自分がしゃがんでいるところに不意に膝蹴りをされたので構えることもできずモロに入り、元々腰痛気味だったところにとどめを刺されたような感じになり、力仕事なので仕事ができず、日常生活にも支障をきたすレベルです。

病院に行ったら打撲で全治1週間ということでした。

引用元:Yahoo!知恵袋

身体的な攻撃は、法律上の定義や厚生労働省のガイドラインに従えばパワハラにあたることは間違いありません。

加害者である上司本人はスキンシップの一種と軽く考えがちですが、日常的に暴行を受けている部下にとっては暴行以外のなにものでもないでしょう。

暴行の程度によりますが、この事例のように日常生活に支障をきたすような暴行があれば、刑法の傷害罪にあたる可能性もある悪質な行為です。

精神的な攻撃型パワハラ|上司が「馬鹿野郎」などの暴言を連発

店長が「死ね」や「馬鹿野郎」などを部下へ連発しています。

もはや口癖のように使用しているのですがすごく嫌な気持ちになります。

私に言われている訳では無いのですが、上層部へ報告するべきでしょうか?

引用元:Yahoo!知恵袋

いわゆる「言葉の暴力」は精神的な攻撃としてパワハラのひとつと定義づけられています。

「馬鹿野郎」「死ね」といった暴言のほかにも、大勢の前で「無能」「役立たず」「給料泥棒」といった部下の人格を蔑視するような発言をすれば刑法の侮辱罪が成立する可能性があるでしょう。

また「自分から辞めないなら首になるよう仕向けてやる」「みんなの前で土下座をしろ」といった発言があれば、脅迫罪や強要未遂罪の成立も考えられます。

精神的な攻撃は、オフィス内で部下が萎縮してしまって仕事の生産性が低下するだけでなく、うつ病などの精神疾患を引き起こす原因ともなる悪質なパワハラ行為です。

孤立型パワハラ|上司が無視したり他の社員に自分の悪口を言う

今ある上司から無視というパワハラ被害にあっています。

無視だけなら我慢出来るのですが、その上司は自分の部下達に対し、私の悪口を毎日言っています。

あいつは無能だから相手にするな等言って無視するように言っているとの事です。

どのように対処すればよいですか?

引用元:Yahoo!知恵袋

無視やほかの部下などに「相手にするな」などと伝えて特定の部下を孤立させる行為は、パワハラの定義のひとつである「人間関係からの切り離し」にあたります。

孤立させられた部下は精神的に不安定な状態に追い込まれてしまうでしょう。

部下同士の関係も悪くなり、ひいては職場全体の雰囲気が悪化してしまいます。

パワハラの形態のうちでも、とくに陰湿な方法です。

過大要求型パワハラ|業務量について上司に相談すると絶対に終わらせろの一点張り

私の上司の話になりますが、これらの事例はパワハラになるのでしょうか。

①私のミスに対して、執拗に「なんで?」と言う

「なんでこんな簡単なことができないの?」「なんで出来ないって言えんの?」と問われているので、自分なりの見解を述べると「それは言い訳だ」「自分を守る口実にすぎない」「お客さんのことをなめすぎだ」と1時間以上詰られ、結局話の収拾がつかなくなる

②仕事の進捗が悪く、相談をすると「これは絶対に終わらせろ。但し残業はするな」の一点張り。

自分なりに立てた計画を持って行って「計画からしても間に合いません」と相談するが、「工夫すればいくらでも時間は削れる」と言われる。

一方で、技術的なことを質問すると「知らん」と言われたり、有耶無耶にしたまた去っていきます。

先日などは「この会社で2番目に仕事少ないの○○さん(私)なのに、なんで仕事終わらないの?」と言われてしまい、かなりショックでした。

引用元:Yahoo!知恵袋

部下個人の能力や業務量に照らしても明らかに達成不可能な指示を下す行為もパワハラの一形態です。

ある程度の厳しい指導や乗り越えるべき困難を課すとしても、達成不可能な内容であればパワハラになります。

さらに、無理難題を押し付けておきながらも任務を達成できないことを責めて身体的・精神的な攻撃を加えるケースも少なくありません。

過小要求型パワハラ|今までの仕事を取り上げられ受付に回された

契約社員の私は4月から新卒の正社員が入ってくるからと、今までの業務をすべて取り上げられ、受付に回されました。

その課の中で契約社員は私のみです。

契約社員と言えども、正社員並みに仕事を頑張ってきた自負があります。

しかし課の中で割り当てられている人数から私があぶれたため、今までの評価は全く無視して専門知識など全く必要のない場所にいきなり回されたのです。

正社員の人たちはまるで今まで私と言う存在がなかったかのように残った人たちで和気あいあいと仕事をしています。

毎日今まで頑張ってきた事が全て否定されたようで空しく、哀しくなります。

引用元:Yahoo!知恵袋

部下の能力や特性を無視して、レベルの低い単調な作業を与えるなどの過小要求もパワハラです。

専門的なスキルや経験があるのに受付や資料整理などのキャリアを無視した仕事を与える行為は、合理的な理由がない限りパワハラとなるでしょう。

プライベート侵害型パワハラ|休日の過ごし方や家で何してるかしつこく聞かれる

上司のプライベート干渉や行動で悩んでいます。

私は女性部下、上司は男性(店長)です。

私は飲食店の厨房で働いているのですが、基本的にいつもその上司と一緒に働いています。

最近プライベートのことをしつこく聞かれます。

休日の過ごし方、バイト来る前は家で何をしてたのか、帰ったらご飯を食べるのか、好きなアイドルは誰か、家族と出かけるつもりだと言えばどこへ行くのかなど、ニヤニヤしながら聞かれます。

私は基本プライベート干渉されるのが本当に嫌です。

引用元:Yahoo!知恵袋

上司として部下の身上把握に努めるのは当然ですが、必要な限度を超えてプライベートに踏み込み、部下に精神的苦痛を与えて職場環境を悪化させればパワハラにあたります。

なお、この事例のように被害者が女性であり、被害者が性的に不快を感じる内容であればセクハラとみなされる可能性もあります。

ご自身のケースがパワハラに該当するかどうかお悩みの方は、一人で抱え込まず専門家に相談するのが得策です。


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パワハラと感じたら?パワハラ上司との付き合い方と対処法

パワハラ上司といえども、上司は上司です。

会社のなかでは部下の立ち場のほうが弱いので、真っ向から立ち向かっても解決するのは難しいでしょう。

パワハラ被害を回避するために心がけたい、パワハラ上司との付き合い方と対処法を挙げていきます。

上司の行動を先回りする

完璧主義者のパワハラ上司に対しては、上司の行動パターンを読んで先回りするのが有効です。

上司がどんな行動にイライラするのかを読み取り、上司のイライラが募る状況を察知して、外回りの仕事に出かける、顧客とのアポを入れるなどして危険を回避しましょう。

怒らせないように断るスキルを身に付ける

他力本願型の上司によるパワハラに悩まされているなら「断る」というスキルを身に付けてください。

パワハラ上司が「この案件はあいつに任せたはずだ」と言い訳をして逃げる事態を防げるでしょう。

この方法は、無理難題を押し付けてくる他責思考の上司にも有効です。

とはいえ、単に「断る」だけでは上司の怒りを買うだけなので、上司を怒らせない断り方を身に付けなくてはなりません。

「いますぐやれ!」という無理な指示には合理的な理由で対抗しましょう。

「予定が入っているので、そちらの仕事は◯時ころから取り抱えるようにスケジュールを組み替えます」といった対応が有効です。

職場の同僚と仲良くしておく

人間関係の切り離しを防ぎには、職場の同僚との良い関係を築くことが大切です。

オフィス内での人間関係の中心になれば、上司の攻撃対象にもなりにくいでしょう。

仕事のスキルを磨く

どんな形態のパワハラを受けていても、仕事上のスキルを磨き上げて社内で認められれば攻撃対象から外れてくるでしょう。

スキルを向上して責任の重い仕事を任せられるようになれば、パワハラに悩まされる暇もないはずです。

新しいスキルを身に付ければパワハラが横行している会社からの脱出も叶えられます。

無理な仕事を振られても一人で頑張らない

根性論タイプの上司にはとくに有効な対処法です。

「このくらいは1人でも十分だろう」と無理な仕事を押し付けられても、真に受けて1人だけで頑張ってはいけません。

自分のキャパシティをオーバーしている仕事は遠慮なく同僚・部下に助けを求めましょう。

我慢の限界!パワハラ上司に仕返ししたいと思ったら

厳しい指導や困難な仕事は耐え忍ぶものです。

しかし、パワハラは明らかな違法行為なので、我慢する必要はありません。

パワハラ上司に適切な対処をする方法も学んでおきましょう。

パワハラ上司の言動は記録しておくこと

今後のアクションに備えて、パワハラの内容はすべて記録してください。

パワハラ上司の言動や行動は、メモや録音・録画しておきましょう。

会社への相談や法的手段に訴える場面では、有効な証拠となるはずです。

上司の上司に告発する

あなたがパワハラ上司に真っ向から立ち向かえないように、パワハラ上司もさらに上席にある上司には逆らえません。

上司からパワハラを受けている事実を、さらに上席にある上司に告発することで、パワハラを抑止できる可能性があります。

ただし、パワハラ上司の上司もまた何らかのパワハラ体質かもしれません。

できるだけフェアな考えをもっているコンプライアンス意識の高い上司に事実を打ち明けたほうが有効です。

退職代行を利用して即日辞める

改善できないパワハラを受けているなら、思い切って退職するのも有効な選択肢のひとつです。

ただし、労働基準法の規定に従えば、労働契約が解除されるのは労働者から退職の申し出があって14日後なので、最短でも退職できるのは14日後になります。

ただちに退職するには退職代行の業者を利用するのも有効です。

退職代行を利用すれば、自分で対応しなくても即日退職が叶えられます。

パワハラで上司を訴える

パワハラは明らかな違法行為です。

加害者は、暴行・傷害・脅迫・強要といった刑法に定められた犯罪の責任を問われるだけでなく、不法行為として慰謝料や賠償金を支払う責任を負う立ち場になります。

警察に相談して被害届や刑事告訴を検討する、裁判所に訴えて慰謝料や賠償金を請求するといった法的手段で対抗しましょう。

法的な対応を進める際には、労働問題に強い弁護士に相談することをお勧めします。


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パワハラ上司はクビにできる?訴えた場合の上司への処罰

パワハラ上司に屈してしまうことは、社会人としてのプライドを大きく傷つけます。

退職して会社から逃げることも可能ですが、職場の環境を改善する方向で立ち向かうという選択肢もあるでしょう。

パワハラ行為をはたらく上司には、会社の規則に則ったペナルティを与えるべきです。

では、会社に上司のパワハラを訴えた場合はどのような処分が期待できるのでしょうか?

懲戒解雇

懲戒解雇は、会社が労働者に対して一方的に労働契約を解除することをいいます。

いわゆる「クビ」であり、対象者には退職金を不支給とする会社も多いので、会社員としての死刑宣告と同じともいわれています。

停職・降格

停職は期間を設けて出勤を停止すること、降格は現在の役職・ポストからダウンさせる処分です。

減給・戒告

減給とは期間を設けて一定の割合で給料を減額する処分です。

一般的には「給料月額の100分の◯◯を減額する」といったかたちで下されます。

戒告は厳重注意を加える処分で、懲戒処分としてはもっとも軽いものです。

ただし、人事のうえでは身上に傷がつくことになるので、昇進・昇給にとって不利となります。

パワハラの程度によってはクビにはできない

被害者にとって、パワハラは許されざる違法行為です。

しかし、パワハラ行為を理由としての懲戒解雇は現実として難しいでしょう。

懲戒解雇は厳しい処分であるため、きわめて厳格な要件が求められます。

パワハラが解雇の理由として認められるのは、パワハラ行為が重大な犯罪にあたる場合や、パワハラ行為が明らかになれば会社の信用を著しく失墜するようなケースに限られるでしょう。

最後に

どこの会社にも少なからずパワハラ上司は存在するものです。

厳しい指導や困難とも思えるノルマの負担は期待の現れといえますが、一線を超えれば明らかな違法行為となります。

退職によってパワハラが横行する会社から脱出することは可能です。

ただし、自主退職をする際は会社側が「自己都合の退職」として処理することになり、再就職や失業保険の支給に影響するので、会社に「会社都合の退職」と認めさせるにはやはり法的手段による対抗が求められます。

パワハラ上司への対抗や慰謝料・賠償金の請求を考えているなら、弁護士に相談してサポートを求めましょう。

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パワハラ上司への対応や対抗に備えたいと考えるなら、弁護士費用の負担を抑えるためにもベンナビ弁護士保険への加入をおすすめします。

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